試合前は特にストレスや緊張感が
高まります。免疫力も低下して 風 邪を
ひきやすくもなります。体重
維持とコンディショニング 調整のための
糖質・ビタミン・ミネラル
補給はきっちりと
試合前日 試合直後
  • 糖質・ビタミンを中心にとる(主に、エネルギー充填)
  • おかずは少なめにする
  • なまものや食べ慣れないものはひかえる(下痢・便秘防止のため)
  • 食物繊維の多いものはひかえる
  • 糖質・VB 1・クエン酸・アミノ酸・VC・タンパク質をとる
  • ホエパーゼリーなどをとる
試合数時間後
試合1時間前
  • 栄養フルコース型の食事をとる
  • 食欲増進を意識した献立にする
  • 消化がよく食べやすいもの(めん類など)
  • 食後は、VB1やVCをサプリメントで補給する
  • 寝る前はタンパク質を中心にとる(アミノ酸をとる)
  • 即効性のある糖質(エネルギー)を吸収のよいエナジーゼリーなどで補給
  • 水分補給
試合中・ハーフタイム
  • エネルギーと水分の再充填。グリコーゲンリキッド などがよい
  • 吸収の早い ドリンクやエナジーゼリーをとる
W杯での選手の食事
6/4
ベルギー戦
調 整
6/9
ロシア戦
調 整
6/14
チュニジア戦
調 整
6/18
トルコ戦
Time
Program
8:30
軽 食
10:30-11:00
ブランチ&ミーティング
13:15
ホテル 出発
15:00
スタジアム 入り
15:30
試 合
17:30
メディア 対応
19:30
スタジアム 出発
20:30
静岡・北ノ丸宿舎 着
左記スケジュールは、第3戦の対チュニジア戦・デイゲームの日のものです。トルシエ監督は、ブランチ(試合5時間前)を奨励されたようですが、(さっすがおフランス人)それではエネルギーが不足するのでは〜?と心配した栄養サポートチームが、リラックスルームに果物やヨーグルト、パンなどを置いて軽食として提供したようです。そしてブランチもやはり試合前ということで、糖質&ビタミン補給を中心のメニューにしたそうです。ちなみに、選手に人気のあったメニューは、桜えびの炊き込みご飯伊勢うどんだったそうです。
昔は試合前などは『敵に勝つ』という意味を込めて、ステーキやカツレツなどをよく食べたようですが、今は意識が変わって肉や魚などのおかず類は減らして、ご飯・パン・めん類などの糖質を多く含む主食と、フルーツなどのビタミンを多く含むものを中心にとっています。特に、試合直前の糖質などでのエネルギー補給は、次の試合のためのエネルギーをためるだけでなく、疲労を速やかに取り除く効果もあります。また、試合当日の朝食などは、試合開始から逆算して3〜4時間前までに済ませるのが基本です。W杯の出場選手達も、出された食事以外にもパンやおにぎりを食べて、エネルギー補給には気をつけていたようです。また、生ものやガスを発生しやすい豆類や繊維質の食品はかなり制限していたようです。